この記事は
東京・立川市にある国営昭和記念公園で、イチョウ並木の写真を無人状態で撮る方法が分かります。
今回撮った写真
2022年11月19日(土)に撮影した写真です。エリアは立川口付近の「カナール」と呼ばれる場所。
この時期、実際は緑色の葉もありましたので、レタッチで調整をしています。落葉の具合からしてやや遅い、ギリギリのタイミングでした。
もう一方のイチョウ並木スポット、「かたらいのイチョウ並木」の方では見頃を過ぎていました。
昭和記念公園とは
公式サイトより
国営昭和記念公園は昭和58(1983)年に開園した東京都立川市・昭島市にまたがる国営公園です。春にはサクラやチューリップ、秋にはコスモスや紅葉など、一年を通してお楽しみいただけます。
個人的な印象
かなり広大な公園で、季節ごとに手入れをされた花々などの自然がたくさんあるので、いつ行ってもハズレがありません。
サイクリング、お花見、写真撮影、スポーツ、お散歩などなど、様々な形で楽しめる公園です。遊具もあるので、小さい子にも向いています。
あえて挙げるデメリットは広すぎること。歩いて各エリアに移動するとかなりの距離となります。目安ですが、端から端までは徒歩30分です。
サイクリングコースもあり、自転車は貸し出せます。
場所
入場料金
入園料 | 2日間通し券 | 年間パスポート | |
---|---|---|---|
大人(高校生以上) 一般 | 450円 | 500円 | 4,500円 |
大人(高校生以上) 団体 | 290円 | 350円 | – |
シルバー(65歳以上) 一般 | 210円 | 250円 | 2,100円 |
シルバー(65歳以上) 団体 | 210円 | 250円 | – |
小人(中学生以下) 一般・団体 | 無料 | 無料 | 無料 |
※記事執筆当時の情報です。
各種料金 – 国営昭和記念公園公式ホームページより
開園・閉園時間
基本的には朝の9:30に開園ですが、稀に8:30から開園する日もあります。公式サイトの開館日カレンダーをチェックしましょう。
閉園時間は、18:00もしくは17:30です。時期によって異なります。
入り口
立川口、西立川口、昭島口、砂川口、玉川上水口など、入り口は複数あります。
一番メジャーなのは立川口で、立川駅から徒歩15分くらいの場所にあります。
立川口、西立川口、砂川口の近くなどに、駐車場もあります。
撮影前に
公式サイトの「花だより」は更新頻度が高く、今どのような花が見頃なのかを把握することが出来ます。
事前にチェックをして狙いを定めることが出来るので、見ておくことをおすすめします。
イチョウの箇所は複数
綺麗なイチョウ並木が撮れる場所は大きく分けて2箇所あります。立川口からが近い「カナール」と、昭島口からが近い「かたらいのイチョウ並木」です。
開園ダッシュで無人撮影を狙うなら、それぞれ近い入り口(ゲート)から向かう必要があります。
他に「こどもの森」などでもイチョウを見ることが出来ます。
開園ダッシュの撮影記
入り口に並ぶまで
2022年11月19日(土)、どうしても無人状態のイチョウ並木が撮りたくなり、朝から昭和記念公園の立川口に向かいました。
公園に着いたのは朝の8:30。公園のスタッフさんの出勤時間より早い時間でした。この日の開園時間は9:30です。
立川口(ゲート)の手前には、大きな門があります。通常は開いていますが、このような早朝となると閉まっています。
スタッフさんによると、9:20や9:30までは開かないそうです。ただし、混んでいる場合は早く開くとのこと。
実際は、9:10くらいに手前の大きな門は空きました。着いた頃は誰も居なかったものの、この時間になるとカメラマンらしき人も含めて20人〜30人くらい人が集まっていました。
手前の門が開いた後は、チケットを買って、実際の立川口のゲートに並びます。
開園
人もかなり増え、混んで来ました。国営なだけあって、時間は厳守です。9:30ぴったりに開園となります。
「カナール」は南側と北側の2列あるのですが、立川口から入園してすぐの、左側が南側となります。
南と北で色づき具合や落葉具合が異なる場合があるので、事前に「花だより」で見ておくと良いです。
今回は入ってすぐの南側を狙うことにしました。
撮影
開園と同時に、イチョウ並木に人が群がります。
立川口のゲートからすぐ見えるくらいのかなり近いところにあるので、開園ダッシュと言っても数秒です。
無人の状態を撮るため、ダッシュします。人が並木の中に入った時点で終了なので、数分のチャンスです。
撮り方は様々あると思いますが、今回は、少し遠くから望遠で圧縮効果を狙い、ローアングルで下の絨毯をボカして撮ってみました。
実際に撮れた写真
葉の緑部分は補正していますが、朝の日差しに包まれた写真が撮れました。
実際はこの後ろ側にたくさんの写真家さんが居ます。
無人のイチョウ並木を撮れた時間は一瞬でした。3分くらいでしょうか。
その後は南側から北側に移動してこちらを撮りました。
秋ならではの、こういった写真も良いですよね。
落葉の瞬間を捉えたものです。
まとめ
時間や手間をかけて苦労をしないと撮れない瞬間があるからこそ、写真は楽しいのだと思います。
試行錯誤をして撮りたかった写真が撮れた際の喜びは大きいです。
色々な楽しみ方があると思いますが、自分はこれも醍醐味の一つだと感じています。
昭和記念公園は、紅葉の季節になると、日本庭園やイチョウ並木でのライトアップイベント(秋の夜散歩)を行うことがあります。
実際にはこの日、日本庭園のライトアップの撮影もしました。これでは別で記事にしようと思います。
ただこれも先手必勝で、17:30頃になると激混みで、入り口に長蛇の列が出来ていました。
最初にも書きましたが、いつ行っても撮れ高の高い写真が撮れます。ぜひ昭和記念公園に訪れてみてはいかがでしょうか。